こんにちは、ありく東住吉の作業療法士Iです 🙂
先日は記録的寒波で、東住吉もほんの少し雪が舞っていました⛄
寒さに負けず、スタッフ皆元気に訪問しています🚲
さて、今月のブログ担当ということで、普段のリハビリのことを少し話したいと思います 😀
私たちはお身体や日常生活動作に対してのリハビリをすることが多いですが、
「知的課題」を取り入れることがあります。
知的課題って何・・・?👇👇👇
簡単な計算や音読などで「記憶力・集中力・判断力・注意力」等に働きかけ、脳の活性化を図ること✏
「脳トレ」といった方がイメージしやすいでしょうか。
これはとても大切なことで、いくら身体が元気でも、記憶力や集中力が低下してくると
今までのような日常生活が送れないことがあります。
このようなリハビリは認知症や脳の病気の方に行うことが多いかもしれませんが、
訪問リハビリではまた別の目的ですることがあります 😛
今、訪問先で知的課題に取り組む利用者様をお二人ご紹介します✨
(利用者様にはブログ掲載の許可・同意を得ています)
①「座って過ごす時間を作ることを目的とした知的課題」
ご主人と2人暮らしの方です。
コロナ禍ということもあり、約2年間自宅から出ない生活を送っていました。
食事を摂らなくなり、人と関わることも少なくなりました。
寝たきりにならないよう、ご主人が我流でリハビリをしていたそうです。
徐々にご主人も疲労がではじめ、ありくへ依頼がありました。
リハビリの40分はベッドから離れて運動できるようになりましたが、それ以外はまた横になることが多く・・ 😐
少しでも苦痛なく、座って過ごす時間を作れないか🤔?ということで、知的課題を提案❢❢
まずは、5分くらいで終わるような間違い探しや地理問題などから始めました 😛
徐々に課題を増やし、5分、10分と座って過ごす時間を延ばしていきました👍
今では予習もして(すごい❢)取り組んでくださっています。
少しずつ、少しずつ・・・これまでのようにまた座ってテレビを見たり、ご飯を食べられる日が来たら・・・
と思っています。
(今の目標は、春に車いすに乗って桜を見に行くことです🌸🌸)
②「日々の楽しみを目的とした知的課題」
コロナ禍で今はデイサービスの利用を控えておられる方です。
リハビリでは、お身体のリハビリとともに、知的課題も提案!
「デイサービスでやってたわ」と受け入れ良し👍
間違い探し、言葉の穴埋めクイズ、クロスワードなど難易度の高い課題にも挑戦されています✍️
わからない問題はスマホや辞書で調べたり、息子さんに問題を出してみたりと話題のきっかけにもなっているようです。
今では課題をお渡しし、次の訪問時に答え合わせをしています。
答え合わせの時に「これ時間かかったのよ~」「次はどんなんもってきてくれた?」
「これ、おもしろくて好き」と週1回の訪問を楽しみにしてくださっていて、ほんと嬉しい~😍
「知的課題」を通して話題もひろがり、私もとても楽しく、一緒に勉強させてもらっています💛
日本作業療法士協会の理念の中に「人は作業することで元気になれる」という言葉があります。
お身体、食事や排泄動作などの日常生活動作のリハビリだけでなく、
こういった「知的課題」や「楽しめること」も取り入れながら利用者様の健康を維持し、
生活の質を高められるような訪問(リハビリ)をしたいと思います。